中辰のちりめんじゃこに使われるカタクチイワシについて
カタクチイワシとは
中辰のすくいちりめんに使われているのはカタクチイワシですが、このカタクチイワシという呼び名は上顎が長いのに動かず、下顎だけが動くので、片方しか動かないという意味から名付けられました。生息している地域は、樺太から南西諸島にかけての沿岸で、5月から11月が漁の最盛期とされています。大きさは最大で18センチメートル程度、産卵は通年ですが、春と秋が最も多いです。寿命は2年から3年でプランクトンを食し、大きな群れを形成して行動します。なお、カタクチイワシの稚魚はシラスと呼ばれ、しらす干しやタタミイワシが良く知られています。中辰のちりめんじゃこも人気があります。
カタクチイワシを加工した食品について
カタクチイワシは干物にされることが多く、その中でも最もよく知られている加工品は煮干しです。煮干しはそのまま食べても美味しく、カルシウムの補給源として高い評価を得ています。さらに、昔から鰹節や昆布などと共に出汁として利用されています。この他に干物としては目刺しや丸干しがあり、中辰で作られているちりめんじゃこも加工食品の一つです。
缶詰として加工されることも多いです。その中でもとくに有名なのがアンチョビです。アンチョビはカタクチイワシを三枚におろして塩漬けにし、発酵させたうえでオイルに漬けて缶詰にします。これと同様のものにオイルサーディンという缶詰もあります。オイルサーディンは頭と内臓を落として、それを植物油や香辛料などの調味料を加えて加熱後に漬け込んだものです。このように、同じカタクチイワシでも、加工次第で幅広い楽しみ方が可能です。
栄養価とおすすめの食べ方
イワシの栄養価としてよく知られているのは、DHA、EPAなどオメガ3と呼ばれる必須不飽和脂肪酸です。DHAは悪玉コレステロールを減少させ、血圧を下げる働きがあります。さらに脳の発育を促す効果も期待されています。EPAは悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やしてくれますし、さらに血液内の中性脂肪を減らして血液をサラサラにしてくれます。
この他にカルシウムやビタミンB2も含まれています。DHA、EPA共に日本人が昔から食べてきたイワシに含まれており、こうした食生活が日本人の子供の知能の高さに繋がっている、と考えている欧米人学者も多いのです。
おすすめの食べ方としては、やはり何といっても中辰のちりめんじゃこのように良質なものを丸ごと食べるのが一番良いです。中辰では鮮度が落ちないうちに加工するため、魚が持っているすべての栄養素を余すところなく摂取できますし、なによりも美味しく十分な量を食べることができます。健康維持に、そして脳の発育のために、大人も子供もちりめんじゃこや煮干しを積極的に食べましょう。
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